看護師の夜勤〜大切な収入源&前向きに働くために〜

 看護師に夜勤はつきもの。夜勤問題、どのように向き合っていったらよいでしょうか?

若い時は積極的に夜勤に入る!

 夜勤は、若い時には積極的にやるべきです。特に新人時代は、全てが貴重な経験と学びの場になります。人間は不思議なもので、ステルベンも急変も緊急入院も、夜中や明け方に多いのです。夜勤をやらないでいると、これらの経験が圧倒的に不足します。

 

 さらに日勤はベテラン・中堅を含めスタッフの数も多いため、新人や2年目で主体になって動くことはあまりありません。ですが、夜勤は病棟に2人なり3人の看護師しか配置されません。療養型であれば、フロアに看護師は自分1人ということもありますよね。夜勤をやるということは、全責任を自分で背負うということにもなり、甘えはききません。

 

 最近は社会人になってから看護師になる人も多く、新人時代から子どもがいるからと外来を希望する人もいます。それでは看護師としては致命的です。確かに夜勤はきついですよ。だからこそ、若い時や経験の少ない人こそがやるべきなのです。

子どもができたらどうするか

 若いときに夜勤を経験しておけば、ある程度の経験値がつきます。そして知識や技術の幅も広がります。その上で、結婚して子どもができた後、夜勤をするかどうかは難しい問題です。ある程度の経験も積んだら、そんなに頑張って夜勤までしなくてもいいかな…という考え方もできます。

 

 夜勤者がいなければ、病院は成り立ちません。ですが、自分がやるかどうかはまた別問題。夜勤をやるためには超えなくてはならないハードルがあるからです。

  • 子どもとの時間
  • 体調管理
  • 家族の協力

 それぞれがとても重要な問題であり、かつ人それぞれ置かれている状況が違います。なぜか50代でタフな人もいれば、20代で病気がちな人もいます。また、夜勤をやると昼と夜の切り替えができずに、交通事故を起こしやすい人もいます。

 

 一番の問題は、家庭生活です。子どもがいれば必ず協力者が必要です。夫だけでは足りないでしょう。仮に実家で子どもを預かってくれるとしても、預けっぱなしにしては子どもとの時間がなくなってしまいます。
 自分はどこにどれだけの比率を置くのか、自分なりに考えて選択しなくてはなりません。

 

夜勤といってもまちまち

 夜勤といっても、実は回数も時間もまちまち。何も「夜勤をやる=バリバリにこなす」必要はないのです。公立病院では職員の待遇が一律同じなので難しいのですが、私立の病院であれば、個人契約が基本です。夜勤も月に2回でいいよというものから、夜勤専属契約をすることもあります。
 自分ができる範囲をよく考えて夜勤をしてみましょう。

いつでもどこでも働ける看護師であるために

 夜勤は少ない人数で、決められた業務をどうやりくりするかということが重要です。それに加えて急変やステルベン、緊急入院への対応も突然やってきます。誰かがやってくれるなんて甘えは許されませんから、何でもできる看護師でなくてはなりません。
 それには自分の勤務している科だけでなく、幅広い疾患や技術に関する知識が必要です。また、何があっても冷静に対処するだけの判断力も求められます。

 

 夜勤をしている看護師は、正直どのような職場に配属になってもそれなりに勤めることができます。一通りの知識や技術は身についているはずですし、生活スタイルや時間の使い方も適応できるでしょう。逆に日勤だけしかやらない看護師は、どんな場所でも働けるマルチな人間にはなれません。夜勤をやるということは、それだけの成長ができるのです。

 

 子どもが小さい間は、フルタイムで働くこと自体が大変です。家に帰ったからといって休める訳ではありませんし、疲れているのに子どもに夜起こされることもあります。朝も大人の言う通りに支度をしてくれませんし、保育園では泣かれます。これらのストレスを抱えながら働き、更に夜勤をやるというのは相当な苦労と高いハードルを超えないとできません。

 

 ですが、この先の看護師人生、どこでどのように働くようになるかわかりません。どんな状況になっても乗り越えられるような看護師であり続けるためには、育児で大変な時期も夜勤から離れない方がいいですね。回数を落とすことはあっても、完全に夜勤や病棟勤務から離れてしまうと、後で復帰することができなくなり、自分で働き方を狭めてしまうことになります

 

 いつか教育資金やマイホームの資金が必要になった時には、夜勤はとてもありがたい収入源にもなります。けれども、20年夜勤から離れていて急に復帰するというのは、現実的ではありません。ほぼ不可能でしょう。 
 どんな場所でも働ける看護師でいられるように、療養病棟でも施設でも、月1回でもいいですから、夜勤から離れないことをお勧めします。