労働基準法では夜勤の回数についてどう定められている?

夜勤と労働基準法

 夜勤時間スタッフの配置等の労働条件は、労働基準法や病院診療報酬によって定められています。守らないと病院に対してペナルティが科せられるのですが、本当に労働条件は守られているのでしょうか。

 

法律での基準

 看護師の労働条件については労働基準法や診療報酬で、1か月の夜勤時間や1回の勤務での休憩時間が決められています。ですが、実は夜勤「回数」に法律の定めはありません1回の勤務が8時間で、週に40時間の労働であれば、その全てが夜勤であってもいいのです。

 

そしてわかりにくいことに、看護師には変形労働時間制が認められています。本来は1日の仕事は8時間、その後は時間外労働扱いにして25%以上割増した時間外手当を出さなければなりませんが、準深通しで働く場合も看護師は違法になりません。

 

 特に休憩時間に関してはグレーゾーン。変形労働時間制をとっているので、看護師は準深通しで働くと16時間を超えます。2勤務分の仕事をするのに、1時間の休憩では休まったとは言えませんが、法律違反にはなりません。休日については、週に1日の休みがあれば違法にはなりません

 

法律はごまかせる?

 労働基準法や診療報酬に見合った人員配置をしているか、病院は一定期間ごとに行政のチェックを受けます。それが医療監査です。カルテの記録、薬品類の扱い、感染対策、医療安全についてチェックを受けます。出勤簿も監査の対象になります。ですが、医療監査というのは、抜き打ちですることはありません。受ける側に準備期間ができるのです。

 

 監査に通らなかった場合の罰則を受けると、病院は痛手です。その前に、監査に通るように不備のあるところに対策をとります。例えば、夜勤従事者や正看護師が足りない病棟の勤務表には、その月だけ「この人誰?」という名前がのっていることも現実にはあるのです。

 

 それに、休憩をしっかりとっているかと聞かれれば、職員が「とってません」とは言えません。
 実際は休憩をとると深夜明けに時間で帰れなくなるからと、休憩をとらずに記録を書いたり指示受けをしたり、サマリーを書いたりしています。それは個人的に好きでやっているとみなされるのです。

 

 結局、法律はあってもグレーゾーンが存在し、ゴマカセテしまうものなのです。

 

 法律は法律で存在しますが、それが守られているかどうかというのはまた別問題です。表面的には取り繕うことは可能ですが、実際に働く環境が良いかどうかというと、外からは見えないもの。
 転職時には、できるだけ在職中のスタッフに話を聞くか、紹介してもらった上で人材紹介会社に契約や交渉面で間に入ってもらうとベストでしょう。

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