夜勤専従の看護師には、即戦力&高いスキルが必要?

 看護師の中には、夜勤専従でバリバリ稼ぐ人もいます。夜勤専従っておいしい働き方なのでしょうか?メリットとデメリットを比較して、検討してみましょう。

 

【夜勤専従のメリット】

  • 収入がアップする
  • 夜勤者が少ないので、給料や待遇面で契約時に強気に出られる
  • 委員会や患者の受け持ちがない
  • 日勤に比べて残業が少ない
  • 勉強会に出る回数が減る
  • 子どもとの時間が意外に作れる
  • 通しで勤務すると、3日に1回(月10回)働けばよいので、自由な時間ができる
  • 昼と夜両方やるよりも、生活のリズムをとりやすい
  • 有給を使わなくても、子どもの学校行事に参加できる

【夜勤専従のデメリット】

  • 体調管理の特別の注意が必要(夜勤を替わってくれる人はなかなかいない)
  • 日勤者との連携がとりづらい
  • 世間と全く逆の生活になる
  • 日中の患者の様子がわからずに、夜だけ管理することになる
  • 急変にあたることが多く、1回の勤務内容がハード
  • 相談する相手が少ないので、全ての判断を自分でしなければいけない
  • 1晩で何回もの体位交換とオムツ交換で、腰への負担が大きい
  • 夜勤専従でいる限り、昇進はない(管理職にはなれない)
  • 正規職員では採用していないことがある
  • 看護技術を練習する機会がない

 

【夜勤をやるためには、一定レベルのスキルが必要】
 メリットとデメリットを考えた上で、夜勤とどのように向き合ったらよいでしょうか。夜勤専属にすると、勤務時間に受け持った仕事以外の、委員会や担当患者のサマリーといったことから免除されることが多くなります。そうなると、+αの仕事がないので、より一層時間を自由に使うことができます。けれど、体調を一度崩してしまったら替わりはいませんし、日勤のみの仕事に契約を変えてもらう必要があります。その時にそれまでとは同じ収入にはなりません。

 

 何よりも、夜勤だけで働くには一定レベルの知識と技術、判断力がないとできません。夜勤の時には看護師は自分以外に1人か2人です。場合によっては、自分だけということもありますね。
 一人一人がギリギリの状態で受け持ちを持っていますから、他のスタッフをあてにするような甘えは許されません。何でも自分でこなさなければならないので、突発的な何かが起こっても、それに対応できるスキルが必要になります。基本的な看護技術を夜勤だけで身に付けることはできません。

 

 また、患者のことも看護師の勤務状況も、日中の様子が全くわからない中で判断をせまられて困ることもあります。夜勤だけというのは、本人ができるといっても、経験が少ないと任せられないということもあるのです。周りにチェックする人間がいないので、安心して任せられるような人材でないと、夜中の患者の安全が守られないからです。

 

 いくら中堅やベテランであっても、月に何回かは日勤を混ぜてもらう方が昼間のことが把握できてよいでしょう。夜の病院しか知らないで働くというのは、意外に難しいものなのです。

 

 

 夜勤は自分の体調や家庭のサポート状況で、できない人はやりたくても全くできません。また、一定のスキルのない人もできません。考えようによってはおいしい仕事ともいえますが、それぞれの置かれている状況や自分の体調を考慮しましょう。できる間はやっておいた方が、時間もお金も、そして経験も手にいれることができるのは間違いありません。